市の事業シート2枚と内訳補足資料を素材に、同じ事業をいろいろな切り口で視覚化した表現カタログです。各セクションが独立した1案。良かったものを組み合わせて使う前提で作っています。
見せ方メモ: 最初の3秒で全体像を渡す案。正確さより通じやすさを優先し、細部は後続セクションに譲る。ページ冒頭に1つだけ置く。
OTACOは、紙の商品券をスマホとカードにした、太田市内のお店だけで使えるお金です。
見せ方メモ: 「正確に、すぐ引ける」ことを優先する参照用の案。読み物ではないので、ページ後半か折りたたみに置くのが向く。
見せ方メモ: 「デジタル金券」という仕組み自体が伝わっていない読者向け。数字より先に構造を渡す。チャートの前段に置くと後続の内訳が読みやすくなる。
金額は2025年度(決算見込)。チャージは窓口・クレジットカード・セブン銀行ATM、カードは窓口・自動販売機で購入できる。
見せ方メモ: 規模(お金)・広がり(人)・受け皿(店)の3軸に絞る案。4つ以上並べると読まれなくなる。それぞれの深掘りは個別セクションへ誘導する。
見せ方メモ: この内訳は94%が1項目に集中しているため、円グラフは「ほぼ全部が市内のお店に渡る」という一点を伝える用途に限られる。小さい3項目は円では見えないので3分類に丸めた。精密な比較は案06の棒で。
2025年度 事業費 33.5億円(決算見込)の内訳。出典: 事業費内訳の補足資料。
見せ方メモ: 案05と同じデータ。棒なら5項目すべてを丸めずに示せて、値ラベルで規模差(1,700倍)も正確に伝わる。極端に偏った内訳の標準解はこちら。
2025年度 事業費 33.5億円(決算見込)の内訳。「5,000円カード配布の経費」は全市民配布の配送・コールセンター・受取窓口など。
見せ方メモ: 「結局、税金なの?」に直接答える案。市の一般財源(=市税など)を注意色に固定し、年度をまたいで色を変えない。財源構成が年ごとに大きく入れ替わる事業なので2年並べると効く。
見せ方メモ: 事業規模(33億円)と市の実質負担(4千万円台)は2桁違う。この乖離こそが本事業の説明で最も誤解されやすい点なので、あえて1つの数字に翻訳して先に渡す。定義の脚注は必須。
2025年度の市の実質負担(純支出)は約4,356万円。事業規模33.5億円の大半は、市民自身のチャージ購入と国の交付金でまかなわれている。
純支出 = 国の交付金やOTACO売上などの特定財源を除いた太田市の支出(補足資料の定義)。2025年度の増加は主にシステム費用(約3,350万円)。一人あたりは対象者数221,950人で除した値。
見せ方メモ: 割合を面積で体感させる案。単一の割合には強いが、複数系列や推移には向かない。%表記より「10人に4人」という読み替えが添えやすいのが利点。
対象の市民・事業者 221,950人のうち、OTACO会員は98,650人(2025年度)。
およそ10人に4人が会員になった計算。
見せ方メモ: 会員は3年で1.8倍に伸び、加盟店はほぼ横ばいでカード対応店だけ増えている。この対比は1枚に重ねず2枚に分ける(軸のスケールが違うため)。左は目標線として対象者数を置き「まだ半分」を見せる。
見せ方メモ: 「配りっぱなしになっていないか」への答え。発行と利用を並べると、2本の棒の差そのものが情報になる。差が急に開いた年(2025年度)には理由の注記を必ず添える。
見せ方メモ: 推移の王道。確定した決算は塗り、これからの予算は枠線にして「性質の違う数字」を混ぜない。ピークの年には金額の内訳を注釈で直接書き込む。
見せ方メモ: 33億円の事業を市職員2〜4人で回しているという規模感は、金額のグラフからは読み取れない。人件費は事業費と桁が違うので同じ軸に載せず、テキストで併記する。
人数は正職員+臨時職員等の合計(小数は兼務按分)。実務の多くは委託先の(株)トラストバンクが担う。人件費は総事業費の1%未満。
見せ方メモ: 「なぜ今この形なのか」という文脈を渡す案。事業仕分けのように是非を議論する場では、単年の数字より意思決定の履歴が判断材料になる。
見せ方メモ: 読者の疑問から逆算する案。シートの構成(コスト→財源→成果)ではなく、聞かれる順に並べ替える。折りたたみにすれば一覧性を損なわない。
見せ方メモ: 行政の自己評価(課題)を編集せず見せると、ページ全体の信頼性が上がる。良い数字だけ並べたページは市民に「広報」と読まれる。
「今後は行政ポイントや通常チャージなど、キャンペーン以外でのOTACOの日常使いを増やしていき、市内経済の活性化に寄与したいと考える。」
見せ方メモ: 「太田だけがやっているのか?」への補足。シートの比較参考値をチップで示すだけに留め、深掘りしない(他自治体の規模データはシートにないため、並べて比較すると誤解を生む)。
事業シート「比較参考値(他自治体での類似事業の例など)」より。群馬県内と近接する埼玉・栃木の自治体。
見せ方メモ: 数字を検証したい読者のための逃がし先。グラフの各数値の出どころを1か所に集約しておくと、上のどの表現案と組み合わせても「盛っていないか」を確認できる。
| 指標 | 単位 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| お金 | |||||
| 総事業費 | 千円 | 1,715,147 | 2,522,700 | 3,374,366 | 1,882,746 予算 |
| うち人件費 | 千円 | 20,000 | 20,000 | 28,700 | 13,750 予算 |
| 市の純支出(特定財源を除く) | 円 | 10,180,088 | 10,970,310 | 43,556,322 | — |
| 発行と利用 | |||||
| 総発行額 | 千円 | 3,090,062 | 1,340,223 | 3,292,784 | — |
| 総利用額 | 千円 | 3,065,419 | 1,330,380 | 2,877,693 | — |
| キャンペーン販売額 (目標) | 千円 | 1,963,204 (2,000,000) | 445,791 (500,000) | 1,171,446 (1,200,000) | — |
| 行政ポイント発行額 | 千円 | 539,610 | 529,250 | 428,879 | — |
| 通常チャージ販売額 | 千円 | 87,969 | 169,932 | 239,947 | — |
| 定額カード販売額 | 千円 | 82,481 | 107,458 | 104,805 | — |
| 広がり | |||||
| 会員数 | 人 | 55,645 | 67,381 | 98,650 | — |
| 加盟店数 (うちカード利用可) | 店 | 940 (457) | 924 (453) | 954 (561) | — |
| 担当職員数 | 人 | 2.5 | 2.5 | 3.7 | 2.0 予算 |
2023・2024年度は決算、2025年度は決算見込。発行額には前年度からの繰越分の利用等が含まれるため、単年度の財源合計とは一致しない(シート特記事項)。